市原から 二ノ瀬の あいだで 木々が 車窓を 包み トンネルの ように 見える 区間に 息を 呑みます。 春は 若葉が 透け 夏は 緑陰が 涼しく 秋は 紅の 火照り 冬は 凛とした 静寂。 途中下車して 小さな 茶店で 団子を 一串 ほおばり 次の 列車を 待ちながら 葉擦れの 音を 聴きました。
川筋に 沿って くねる 線路の 右に 左に 茶畑が 広がり 緑の グラデーションが 途切れません。 橋梁を 渡る たび 視界が 開け 水面の 反射が 車内に 揺れ込みます。 SLの 汽笛が 遠くで 鳴る 日も 普通列車で 各駅に 降り 細い 坂道を 上り 地元菓子の 優しい 甘さに ふっと 微笑みました。